【数次相続とは?】売却相談で増えている“相続が続いてしまったケース”をわかりやすく解説

こんにちは。ワンサポ不動産の増田です。
最近、売却相談の中で「相続が複雑で、何から手をつけたらいいかわからない」というご相談が増えています。

特に多いのが 「数次相続(すうじそうぞく)」 と呼ばれるケース。
今日は、この数次相続について、できるだけ簡単にわかりやすくご紹介します。


■ 数次相続とは?

一言でいうと、

相続の手続きをしないまま時間がたち、相続人の誰かがさらに亡くなり、相続が次の世代へ続いてしまった状態

のことです。

▼ よくある例

  • ①お父様が亡くなり、お母様と子どもが相続人
  • ②でも相続手続きをしないまま数年経過
  • ③その間にお母様も亡くなる
  • ④結果として、お父様の財産を「お母様の相続人」たちも含めて、改めて話し合う必要がある

こうした状態が「数次相続」です。


■ なぜ数次相続になると大変なの?

① 相続人が増える

1つの相続だけなら相続人は数人ですが、
相続が続くと 相続人が「子ども」から「孫」へ」など広がり、人数が一気に増える ことがあります。

② 全員の同意が必要

不動産を売るには、相続人全員の署名・押印 が必要です。
しかし人数が多いと、

  • 連絡が取れない
  • 遠方に住んでいる
  • 手続きを嫌がる人がいる
    など、調整がとても難しくなります。

③ 手続きが複雑・時間がかかる

必要な戸籍も増え、手続きに数ヶ月〜半年以上かかることもあります。


■ 数次相続を放置してはいけない理由

「家はあるけど誰の名義かわからない」「とりあえずそのままで…」
こうした放置が、問題をより複雑にします。

令和6年からは相続登記が義務化されたため、
放置すると罰則(過料)がかかる可能性もあります。

また、相続人が増えれば増えるほど、
売却相談や管理の相談をしても手続きがスムーズに進みません。


■ 数次相続で不動産を売却したい場合のポイント

◎ まず「相続関係を整理すること」が最優先

  • 戸籍を取り寄せて相続人を確認
  • 誰が話し合いに参加する必要があるかを明確にする

専門家に任せたほうが早く・正確です。

◎ 相続人間で「売却するかどうか」を早めに意見調整する

人数が増えるほど、全員が同じ方向を向くのが大変になります。
早めに意向を揃えることが重要です。

◎ 不動産会社と司法書士が連携するとスムーズ

ワンサポ不動産では、
相続専門の司法書士と連携しながら相続整理 → 売却までサポートいたします。


■ まとめ

数次相続は、
相続手続きを後回しにした結果、相続が複雑になってしまう状態 です。

  • 相続人が増える
  • 手間や時間がかかる
  • 放置すると売却が難しくなる
    という問題があります。

「うちも数次相続かも?」
「名義が誰のものか分からない」
「相続人の連絡先がわからない」
そんなお悩みがありましたら、お気軽にご相談ください。


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